にしき的フォントを更新しました (Version 1.8) 。
内容は以下のとおりです。

  • 既存のグリフの修正・調整
  • 漢字を330字ほど追加 : 現在、合計で1500字ほどです。JIS第一水準が半分埋まりました。漢字検定でいうと4級までカヴァーしています。
  • 記号類をいろいろ追加 : 矢印、数学記号、単位名の組文字、蘇州号碼など
  • 月相 (月の満ち欠けの形) を私用領域に追加
  • アイハ文字を私用領域に追加


サンプル


アイハ (Aiha) 文字というのは、アーシュラ・K・ル=グウィンの著作 Always Coming Home に登場する、ケシュ語 (Kesh language) という架空言語*1の表記に用いられる (という設定の) 文字です。2万5000年後のカリフォルニアに住むケシュ人が使用します。
ぐぐってみてもこの文字について具体的なことを述べているサイトはほとんど皆無のようで相当にマイナーなもののようなのですが、非公式にコードの割り当てが考案されていたりするので当フォントの文字位置はおおよそこれに準拠しました。なお、原著の中でこの文字について詳しく解説しているくだりは Google Book Search で閲覧可能なので、興味を覚えられた方は参照してみてください。





たびたび拍手をくださる方どうもありがとうございます。力づけられております。ゴーストのほうともども、今後ともいろいろやっていければと思います。

*1:作者のサイトにて、このケシュ語で綴られた詩などを読んだり聴いたりできます。しかるに、なぜか文字のことについてはまったく言及されていません。